観光スポットや見どころ満載のバングラディシュは、一度は訪れてみたい国の1つ。治安情勢は不安定なのでしっかりと確認してから渡航しましょう。
「バングラディシュ」ってどこにあるのかな?あまり聞いたことがないなあ。
南アジアの水の国、バングラディシュとは?
バングラディシュと聞くと、あまりイメージが湧かない方が多いかもしれません。
南アジアに位置し、国の真ん中にガンジス川を含む3つの大きな川とたくさんの小さな川が通っています。水の国ともいわれており、世界最大級のマングローブではワニやベンガル虎などさまざまな動物が生息しています。ベンガル虎は絶滅危惧種に指定されているとても珍しい動物です。
また、バングラディシュはバックパッカーの聖地としても有名です。親日国なので日本人に対してとてもフレンドリーで、親切にしてくれる人たちが多くいます。訪れるだけで歓迎されることもありますよ。

バングラディシュのムスリム事情とハラールカルチャー
外務省によるとバングラディシュの人口は約1億6,935万人(2021年統計)。そのうちイスラム教徒88.4%、その他(ヒンドゥー教、キリスト教他)11.6%で構成されています。国教はイスラム教ですが、宗教的差別は禁止し、すべての宗教は平等とされています。
バングラディシュのムスリムは、1日5回のお祈りがあり、豚肉やアルコールは禁止です。女性は肌を隠すため、ヒジャブというベールを覆って街を歩きます。イスラム教と聞くと厳格なイメージがありますが、バングラディシュでは比較的ゆるく親しみやすいイスラム教国です。
オールドダッカの喧騒と青いスター
バングラディシュの紙幣、100tk(タカ)札に印刷されている「スターモスク」。
ここは首都ダッカのオールド・ダッカというエリアに建てられています。バングラディシュは世界でも人口密度が高いと言われています。面積が日本の4割なのに対し、人口密度は3.3倍です。その中でもオールドダッカは特にたくさんの人々が集まっています。
スターモスクはその名の通り、モスクのいたるところに青いスターの装飾がほどこされています。中に入ると床や壁、天井がカラフルになっていてとても美しいです。なんと日本の富士山が描かれたタイルもあります。ぜひ探してみてくださいね。
オールドダッカの街並みは、通行人や、自転車、バイク、自動車などが行き交うごちゃごちゃとした雰囲気です。その場所に入り込むと、日本では決して見られない非日常的な不思議な感覚になるでしょう。

食べてみたい!バングラディシュの定番料理3選
・ポラオ
バングラディシュ風の炊き込みご飯のような料理です。チニグラ米とギーを炊き込んだ甘さをもつ優しい味付けになっています。お肉は入っていません。お祝いのときなどによく食べられます。
チニグラ米:世界で最も香り高いバングラディシュの米
ギー:独特の香りがする牛乳からできた油、バターのようなもの
・パエシ
お米に牛乳やシナモンなどのスパイスを入れてお粥状にした、冷たいデザートです。
バングラディシュではお米が主食で、お米の消費量は世界一ともいわれています。日本より多いのは驚きですね。そんなお米大国のバングラディシュならではの一品です。
・トルカリとロティ
トルカリはベンガル語で、いわゆるバングラディシュのカレーです。ロティはインドでいうナンで、トルカリと一緒に食べるのが一般的です。
バングラディシュはインドと隣接しているため、本格的なカレーが味わえます。マスカリーという魚が入ったカレーも絶品ですよ。

バングラディシュで買いたい!おすすめのおみやげ3選
・ノクシカタ刺繍
ノクシはデザイン、カタは布を意味します。バングラディシュの伝統的な刺繍で、ポーチやクッションカバーなどがおみやげとして売られています。手縫いで草木や鳥が刺繍されていて、とても可愛らしいデザインです。
・チャナチュール
スパイスの国でこそ味わえる、辛味のきいたスナックです。激辛というほどではなく、病みつきになる味。ベビースターラーメンのような見た目です。バングラディシュらしいおみやげに1つ購入してみてはいかがでしょうか。
・サリー
インドやバングラディシュで着られる伝統衣装です。アジアの街なかで色鮮やかなサリーを着ている女性を見ると、その美しさについ見惚れてしまいませんか?実は1枚の長い布でできています。
日本で普段着として着用するのはハードルが高いですが、布だったら使い道はたくさんありますね。お気に入りの1枚をぜひ探してみてください。

今まで知らなかったバングラディシュや南アジアの魅力を、もっと体験してみたくなってきた!